マップ

マップ

1. 概要

ネットワークの状態が可視化されます。機器の接続状況を確認したり、ヤマハスイッチやヤマハ無線 AP の設定を変更したりできます。

2. マップページの構成

マップページでは、「ツリービュー」、「機器詳細と設定ビュー」、「接続機器ビュー」に現在のネットワークの状態が表示されます。

2.1. ツリービュー

マネージャーを起点としたエージェントのトポロジーが画面左下部に表示されます。他社製ネットワーク機器は表示されません。「ツリービュー」で「機器」アイコンを押すと、「機器詳細と設定ビュー」と「接続機器ビュー」に機器の情報が表示されます。

2.2. 機器詳細と設定ビュー

「ツリービュー」で選択したマネージャー、およびエージェントの詳細情報と機器の詳細画像が画面上部に表示されます。

2.3. 接続機器ビュー

「ツリービュー」で選択したマネージャー、およびエージェントに接続されている機器が画面右下部に表示されます。「LANマップの設定」の「端末管理機能」を有効にしていない場合、端末 ( PC やモバイル機器など ) の情報は表示されません。

  • 取得日時

    「ツリービュー」で選択されたマネージャー、およびエージェントに接続されている端末の情報が最後に取得された時間です。「LANマップの設定」の「端末管理機能」を有効にしていない場合、表示されません。

  • get 「取得」ボタン

    「ツリービュー」で選択したマネージャーおよびエージェントの、接続されている端末の情報を取得できます。「LANマップの設定」の「端末管理機能」を有効にしていない場合、表示されません。

  • ページ選択

    端末一覧のページ番号が表示されています。page_prevpage_next を押したり、数値を入力したりすることでページ遷移します。

  • all_view 「全表示」ボタン

    リストに機器情報の全項目が表示されます。全表示中に再度押すと元の表示に戻ります。

  • リスト

    「ツリービュー」で選択したマネージャーおよびエージェントの、接続されている機器の情報がリスト表示されます。また、項目ごとのsort ソートスイッチを押すことでリストを並び替えることができます。初期画面ではポート順にソートされています。

    VLAN ID の項目には、アクセス VLAN の場合は (A) が、トランク VLAN の場合は (T) が表示されます。

    ポートがプライベート VLAN 用ポートとして使用されている場合、VLAN ID は表示されずに (P) が表示されます。

    ポートがボイス VLAN 用ポートとして使用されている場合、VLAN ID は表示されずに (V) が表示されます。

3. 機器の状態を確認する

「機器詳細と設定ビュー」では、以下を確認できます。

  • 機器名

  • MAC アドレス

  • ポートのリンク状態

  • 給電状況

  • 無線通信状況

スタックを構成している機器の場合、トグルボタンでスタックIDを切り替えることができます。

「機器詳細と設定ビュー」の「ポート」アイコンの表示から、ポートのリンク状態を確認できます。

また、「ツリービュー」でエージェントを選択した場合、「機器詳細と設定ビュー」の「ポート」アイコンを押すと、ポート詳細情報を確認できます。なお、「ポート」アイコンに↑が付いているポートはアップリンクポートを表しています。

「ポート」アイコンはリンク状態に応じて以下のように表示されます。

LAN ポートの場合

アイコン 説明

lan port icon 10gbase

リンクアップ ( ポートスピード 10GBASE-T )

lan port icon 5000base

リンクアップ ( ポートスピード 5GBASE-T )

lan port icon 2500base

リンクアップ ( ポートスピード 2.5GBASE-T )

lan port icon 1000base

リンクアップ ( ポートスピード 1000BASE-T )

lan port icon 100base

リンクアップ ( ポートスピード 100BASE-TX )

lan port icon 10base

リンクアップ ( ポートスピード 10BASE-T )

port icon warnmark

異常発生

port icon down

リンクダウン

SFP ポートの場合

アイコン 説明

port icon sfp 10Gbase

リンクアップ ( ポートスピード 10GbE )

port icon sfp 1000base

リンクアップ ( ポートスピード 1GbE )

port icon sfp warnmark

異常発生

port icon sfp down

リンクダウン

スタックポートの場合

アイコン 説明

port icon sfp 1000base

リンクアップ

port icon sfp down

リンクダウン

3.2. PoE 対応スイッチの給電状況を確認する

「ツリービュー」で PoE 対応スイッチ の「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の「給電状況」ボタンを押すと、PoE 給電状況を確認できます。

「ポート」アイコンは給電状況に応じて以下ように表示されます。

SWX2322P シリーズ, SWX2310P シリーズ, SWR2311P シリーズ, SWX2221P-10NT, SWX2220P シリーズ, SWX2210P シリーズ, SWX2200-8PoE, SWX2110P-8G の場合

アイコン 説明

port icon poe c0

PoE給電中 ( 給電 Class0 〜 3 )

port icon poe c4

PoE給電中 ( 給電 Class4 〜 8 )

port icon poe no

PoE給電は行わない

port icon warnmark

給電停止 ( 異常発生 )

port icon down

給電停止

※ SWX2200-8PoE ではアイコン内に給電 Class が表記されません。

SWX2100-10PoE、SWX2100-5PoE の場合

アイコン 説明

port icon 100base

PoE給電中 ( 給電 Class0 〜 4 )

port icon poe no

PoE給電は行わない

port icon warnmark

給電停止 ( 異常発生 )

port icon down

給電停止

3.3. 無線 AP の無線通信状況を確認する

「ツリービュー」で ヤマハ無線 AP の「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の wlx302_wifi 「無線」アイコンを押すと、無線通信状況を確認できます。

「無線」アイコンは、周波数帯域で無線通信が可能な場合に表示されます。

4. ネットワークの異常を監視する

LAN マップはネットワークを監視し、異常を検知する仕組みを持っています。ネットワークに異常が検知されると以下にメッセージが表示されます。

  • 通知エリア

    notice 「通知」ボタンを押すと、現在のネットワークの状態に対するメッセージが表示されます。また、通知エリアは新しいメッセージが追加されると自動的に表示されます。なお、異常が検知されている機器が存在する場合、ツリービューの「機器」アイコンの横に notice が表示され、「接続機器ビュー」の機器情報がredsquare赤でハイライトされます。

  • 履歴エリア

    history 「履歴」ボタンを押すと、それまでに通知されたメッセージの履歴が表示されます。

4.1. スイッチの動作状況・異常を監視する

LAN マップでは、以下の動作や異常を検知すると「通知エリア」および「履歴エリア」にメッセージが表示されます。「通知エリア」と「履歴エリア」の両方に表示されるメッセージと、片方だけに表示されるメッセージがあります。

検知項目 通知エリア 履歴エリア

ヤマハスイッチのファンが停止したこと

ヤマハスイッチのファンが復旧したこと

×

ヤマハスイッチのファン回転速度が上がったこと

ヤマハスイッチのファン回転速度が下がったこと

×

ヤマハスイッチの電源電圧が上限閾値を超えたこと

ヤマハスイッチの電源で過電流が発生したこと

ヤマハスイッチの温度 ( CPU、PHY、SFP モジュール、本体、MAC、PSE ) が上限閾値を超えたこと

ヤマハスイッチの温度が正常に戻ったこと

×

ヤマハスイッチのポートでループが発生したこと

ヤマハスイッチの SFP ポートの受光レベルが異常値になったこと

ヤマハスイッチの SFP ポートの受光レベルが正常に戻ったこと

×

ヤマハスイッチのポートの送信キュー使用率が高くなったこと

ヤマハスイッチのポートの送信キュー使用率が正常に戻ったこと

×

ヤマハスイッチの供給電力がガードバンドの範囲に入ったこと

×

ヤマハスイッチのポートの給電が停止したこと

×

ヤマハスイッチのポートで給電を開始したこと ( 給電 Class ごと )

×

ヤマハスイッチの給電が異常停止したこと

ヤマハスイッチの供給電力が最大供給電力を超えたこと

ヤマハスイッチの電源に異常が発生したこと

監視端末が DOWN になったこと

監視端末が UP になったこと

×

スタックポートがリンクダウンしたこと

スタックポートがリンクアップしたこと

×

L2MS マネージャーが複数存在したこと

L2MS マネージャーの重複が解消されたこと

×

「LANマップの設定」のイベント監視機能を有効にすると、エージェントの監視対象イベントの情報を定期的に取得します。

監視対象イベントと対応エージェントは以下のとおりです。

監視対象イベント 対応機種

SFP ポートの受光レベルの変化

SWX2300 シリーズ、SWX2310P シリーズ、SWX2310 シリーズ、SWR2311P-10G、SWR2310 シリーズ、SWX3100 シリーズ、SWX3200シリーズ、SWX2320 シリーズ、SWX2322P シリーズ、SWX3220 シリーズ

ポートの送信キュー使用率の変化

端末監視の状態通知

温度、ファンの回転速度の変化

SWX2310P シリーズ、SWR2311P-10G、SWX2310-52GT、SWX3200 シリーズ、SWX2320 シリーズ、SWX2322P シリーズ、SWX3220 シリーズ

電源電圧の変化

SWX3200-28GT/52GT

通常、エージェントでイベントが発生した場合は、マネージャーに対して通知が送信されます。そのため、イベント監視機能が無効になっている場合でも、エージェントのイベント発生を検知できます。しかし、何らかの理由でマネージャーが通知を受信できなかったときのために、イベント監視機能を有効にすることをお薦めします。

4.2. ネットワークの接続状態を監視する

ネットワークの接続状態を監視するには、本ヘルプの「LANマップについて」-「2-4. スナップショット機能を使用する」の手順に従ってスナップショット機能を有効にしてください。

スナップショット機能では、現在のネットワークの接続状態とスナップショットとを比較します。違いがあった場合、ネットワークに異常があると判断します。snapshot 「スナップショット」ボタンを押すと、スナップショットの管理ダイアログが表示されます。スナップショットの管理ダイアログでは、スナップショットの保存、エクスポート、インポート、削除を行うことができます。

  • 保存

    スナップショットの保存を行います。「保存前にネットワークの接続状態を更新する」を有効にした場合、ネットワークの接続状態の情報を最新に更新した後に保存します。

  • エクスポート

    エージェント用スナップショットと端末用スナップショットがダウンロードされます。

  • インポート

    PC に保存したスナップショットをマネージャーに適用します。「ファイル選択」ボタンからエージェント用スナップショットと端末用スナップショットを選択してください。端末用スナップショットを選択しない場合、既存のスナップショットは削除され、空の端末用スナップショットが作成されます。

    ※編集したスナップショットを使用すると、正常に動作しない場合があります。

  • 削除

    スナップショットの削除を行います。

スナップショット機能が有効であれば、エージェントは常時、警告の対象となります。端末については、以下の条件をすべて満たす場合に警告の対象となります。

  • スナップショット機能の「端末も比較対象に含める」を有効にしている

  • 端末情報 DB でスナップショット機能を「監視対象に含める」にしている

ネットワークに存在するすべての端末を警告の対象外とする場合は、スナップショット機能の「端末も比較対象に含める」を無効にしてください。特定の端末だけを警告の対象外とする場合は、まず、スナップショット機能の「端末も比較対象に含める」を有効にしてください。その上で、端末情報DBの編集で、警告の対象外とする端末のスナップショット機能を「監視対象に含めない」にしてください。警告対象外の端末の場合、接続状態とスナップショットに違いがあっても、ネットワークの異常が検知されたとは判断されません。

スナップショット機能により、以下の動作状況および異常を確認できます。「通知エリア」と「履歴エリア」の両方に表示されるメッセージと、片方だけに表示されるメッセージがあります。

検知項目 通知エリア 履歴エリア

登録されていないエージェントおよび端末が接続されていること

接続ポートの異なるエージェントおよび端末があること

見つからないエージェントおよび端末があること

エージェントおよび端末の状態がスナップショットと一致したこと

×

スナップショットが作成されていないこと

×

スナップショットの作成を開始したこと

×

スナップショットの作成が完了したこと

×

スナップショットを作成中であること

×

スナップショットの作成が中断されたこと

×

スナップショットの作成に失敗したこと

×

機器を検索するには、検索ボックスにキーワードを入力してsearch 「検索」ボタンを押してください。「接続機器ビュー」に、キーワードと一致する情報を含む機器がすべて表示されます。「ツリービュー」では、検索でヒットした機器が接続されている「機器」アイコンbluegraysquareブルーグレーでハイライトされます。

機器の検索を解除するには、「×」ボタンを押してください。

機器検索はキーワードと以下の機器情報を比較することで行われます。

  • 経路

  • SSID

  • VLAN ID

  • メーカー

  • 機器名

  • コメント

  • MACアドレス

  • IPアドレス

  • 機種名

  • OS

  • 周波数

「ツリービュー」のbluegraysquareブルーグレーでハイライトされた「機器」アイコンを押すと、「接続機器ビュー」の検索でヒットした機器がbluegraysquareブルーグレーでハイライトされます。異常検知によるredsquare赤のハイライトと重なった場合、bluegraysquareブルーグレーが優先されます。なお、キーワードの大文字、小文字は区別されません。

キーワードには正規表現を用いることができます。LAN マップで利用できる正規表現の文法を以下に示します。

文法 説明

A

A という文字

ABC

ABC という文字列

[ABC]

A、B、C のいずれか 1 文字

[A-C]

A 〜 C までのいずれか 1 文字

[^ABC]

A、B、C のいずれでもない任意の 1 文字

.

任意の 1 文字

A+

1 文字以上の A

A*

0 文字以上の A

A?

0 文字または 1 文字の A

^A

A で始まる文字列

A$

A で終わる文字列

ABC|DEF|GHI

ABC または DEF または GHI

A{2}

2 個の A ( AA )

A{2,}

2 個以上の A ( AA、AAA、AAAA、…​ )

A{2,3}

2 個〜 3 個の A ( AA、AAA )

\b

スペースなどの単語の区切り

\B

\b 以外の文字

\d

任意の数値 ( [0-9] と同じ )

\D

数値以外の文字 ( [^0-9] と同じ )

\s

1 文字の区切り文字

\S

\s 以外の 1 文字

\w

アンダースコアを含む英数文字 ( [A-Za-z0-9_] と同じ )

\W

\w 以外の文字

6. エージェントを設定・管理する

「機器詳細と設定ビュー」に表示される各種ボタンから、エージェントの設定・管理を行うことができます。「機器詳細と設定ビュー」に表示されるボタンは、「ツリービュー」で選択した機器によって異なります。

6.1. エージェントを管理する

「ツリービュー」でマネージャーの「機器」アイコンを押します。続けて、「機器詳細と設定ビュー」の「エージェントの管理」ボタンを押すと、エージェントの管理設定ダイアログが表示されます。エージェントの管理設定ダイアログでは、各機器の情報の表示や IP アドレスの設定などを行うことができます。

機器ごとに設定・管理できる項目は、以下のとおりです。

※以下は、SWX2110 シリーズ、SWX2110P シリーズ、SWX2210シリーズ、SWX2210Pシリーズ、SWX222xシリーズ、SWX2300 シリーズ、SWX2310 シリーズ、SWX2310Pシリーズ、SWR2310 シリーズ、SWR2311P シリーズ、SWX3100 シリーズ、SWX3200 シリーズ、SWX2320シリーズ、SWX2322P シリーズ、SWX3220シリーズ、WLX202、WLX212、WLX222、WLX302、WLX313、WLX322、WLX323、WLX402、WLX413が対応しています。

  • IP アドレスの設定

    IP アドレスを設定します。

    エージェントの管理画面を表示した時点での、エージェントの IP アドレスが表示されます。
    タイミングにより設定反映前の IP アドレスが表示される場合があります。

  • CONFIG の保存/復元/削除

    CONFIG の保存、復元、削除をします。

    複数のエージェントに対して、一括で行うこともできます。

  • 指定方法

    スイッチの指定方法を設定します。

    SWX2200 シリーズでも設定できます。

6.2. スイッチの設定・保守を行う

「ツリービュー」でヤマハスイッチの「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」に表示されるボタン ( 名称はスイッチにより異なります ) を押すと、ダイアログや設定画面が表示されます。

ここでは、スイッチの各種機能の設定をしたり、ファームウェアの更新や再起動などの保守機能を実行したりできます。設定・表示できる項目や実行できる保守機能は、機種によって異なります。

【 SWX2300 シリーズ、SWX2310 シリーズ、SWX2310P シリーズ、SWR2310 シリーズ、SWR2311Pシリーズ、SWX3100 シリーズ、SWX3200 シリーズ、SWX2320 シリーズ、SWX2322P シリーズ、SWX3220シリーズの場合 】

「GUIを開く」ボタンを押すと、スイッチ の Web GUI が別ウィンドウで表示されます。

【 SWX222x シリーズ、SWX2210 シリーズ、SWX2210P シリーズの場合 】

「スイッチの設定・保守」ボタンを押すとダイアログが表示されます。

  • 機器名

    スイッチの機器名の設定を行います。

    • 「デフォルトの機器名」を選択した場合は、機器ごとに決められたデフォルトの機器名が設定されます。通常は、機種名およびシリアル番号からなる文字列となります。

    • 「手動設定」を選択した場合は、直後の入力ボックスに入力した機器名が設定されます。機器名は半角 32 文字以内で入力してください。入力できる文字は、半角英数字および半角記号です。

  • LEDモード

    LED モードの設定を変更できます。

  • ポートミラーリング機能

    スニファーポートと監視ポート、および監視方向の設定を行うことができます。

  • QoS 機能

    QoSを使用するかどうかの設定を変更できます。

  • 保守

    スイッチに対して、以下を実行できます。

    • フレームカウンタをリセットする

    • 再起動を行う

「GUIを開く」ボタンを押すと、スイッチ の Web GUI が別ウィンドウで表示されます。

【 SWX2200 シリーズの場合 】

「スイッチの設定・保守」ボタンを押すとダイアログが表示されます。

  • 機器名

    スイッチの機器名の設定を行います。

    機器名は半角 32 文字以内で入力してください。入力できる文字は、半角英数字、および '-'、'_' のみです。

  • 省電力機能

    省電力機能について、以下の設定を行うことができます。

    • 動作モード

  • ループ検出機能

    ループ検出機能について、以下の設定を行うことができます。

    • MACアドレス移動回数閾値

    • ループ検出時の動作

  • ポートミラーリング機能

    ポートミラーリング機能について、以下の設定を行うことができます。

    • 動作モード

    • スニファーポートと監視方向

  • 保守

    スイッチに対して、以下を実行できます。

    • フレームカウンタをリセットする

    • 給電を再開する ( PoE 対応機種の場合 )

    • ファームウェアを更新する

    • 再起動を行う

    • 初期化を行う

【 SWX2110 シリーズ、SWX2110P シリーズの場合 】

「スイッチの設定・保守」ボタンを押すとダイアログが表示されます。

  • 機器名

    スイッチの機器名の設定を行います。

    機器名は半角 32 文字以内で入力してください。入力できる文字は、半角英数字、および '-'、'_' のみです。

  • LEDモード

    LED モードの設定を変更できます。

  • フロー制御

    フロー制御機能を使用するかどうかの設定を変更できます。

  • ループ検出機能

    ループ検出機能を使用するかどうかの設定を変更できます。

  • EEE

    EEE機能を使用するかどうかの設定を変更できます。

  • ポートミラーリング機能

    スニファーポートと監視ポート、および監視方向の設定を行うことができます。

  • QoS

    QoSを使用するかどうかの設定を変更できます。

  • IGMP スヌーピング

    IGMPスヌーピング機能を使用するかどうかの設定を変更できます。

  • 保守

    スイッチに対して、以下を実行できます。

    • フレームカウンタをリセットする

    • ファームウェアを更新する

    • 再起動を行う

    • 初期化を行う

【 SWX2100 シリーズの場合 】

「スイッチの設定表示と保守」ボタンを押すとダイアログが表示されます。

  • 機器名

    スイッチの機器名を表示します。

  • ポート共通の設定

    ポート共通の設定を表示します。

  • リンクアグリゲーションの設定

    リンクアグリゲーションのタイプとロードバランスルールを表示します。

    SWX2100-24G の場合だけ表示されます。

  • 保守

    スイッチに対して、以下を実行できます。

    • フレームカウンタをリセットする

    • ファームウェアを更新する

    • 再起動を行う

6.3. スイッチのポートを設定する

「ツリービュー」でヤマハスイッチの「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の機器の詳細画像でポートを選択して「ポートの設定」ボタンを押すと、ポートの設定ダイアログが表示されます。「機器詳細と設定ビュー」の機器の詳細画像でポートが選択されていない場合は、ポートの設定を行うことはできません。スマート L2 スイッチ、および SWX2110 シリーズ、SWX2110P シリーズでポートの設定が変更可能です。

【 SWX222x シリーズ、SWX2210 シリーズ、SWX2210P シリーズの場合 】

ポートの設定ダイアログが表示されます。

  • 基本機能

    基本機能について、以下の設定を行うことができます。

    • ポートの動作

    • クロスストレート自動判別

    • 速度

    • フロー制御

    • EEE

    • ループ検出機能

  • QoS

    QoS について、以下の設定を行うことができます。

    • トラストモード

    • 受信パケットのリマーキング

    • リマーキング値

  • タグVLAN

    タグ VLAN について、以下の設定を行うことができます。

    • 動作モード

    • アクセス VLAN ID、または、ネイティブ VLAN ID

    • トランク VLAN ID

      論理インターフェースに参加しているポートの場合は、リンクアグリゲーションの設定から行ってください。

  • マルチプルVLAN

    マルチプル VLAN について、以下の設定を行うことができます。

    • 参加グループ

      論理インターフェースに参加しているポートの場合は、リンクアグリゲーションの設定から行ってください。

【 SWX2200 シリーズの場合 】

ポートの設定ダイアログが表示されます。

  • 基本機能

    基本機能について、以下の設定を行うことができます。

    • ポートの動作

    • クロスストレート自動判別

    • 速度

    • リンクスピードダウンシフト

    • フロー制御

    • ループ検出機能

  • QoS

    QoS について、以下の設定を行うことができます。

    • DSCPリマーキング

    • 送信シェーピング

    • 受信ポリシング

    • ポート優先度

  • タグVLAN

    タグ VLAN について、以下の設定を行うことができます。

    • 動作モード

    • アクセス VLAN ID

    • トランク VLAN ID

  • マルチプルVLAN

    マルチプル VLAN について、以下の設定を行うことができます。

    • 参加グループ

  • フレームカウンタ

    フレームカウンタについて、以下の設定を行うことができます。

    • 送信フレーム

    • 受信フレーム

  • 給電機能 ( PoE 対応機種の場合 )

    給電機能について、以下の設定を行うことができます。

    • 給電 Class の設定

【 SWX2110 シリーズ、SWX2110P シリーズの場合 】

ポートの設定ダイアログが表示されます。

  • 基本機能

    基本機能について、以下の設定を行うことができます。

    • ポートの動作

    • クロスストレート自動判別

    • 速度

    • L2MSフィルター

  • タグVLAN

    タグ VLAN について、以下の設定を行うことができます。

    • 動作モード

    • アクセス VLAN ID、または、ネイティブ VLAN ID

    • トランク VLAN ID

6.4. スイッチのポートの給電操作を行う

「ツリービュー」でヤマハスイッチの「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の機器の詳細画像でポートを選択して「ポートの給電操作」ボタンを押すと、ポートの給電操作ダイアログが表示されます。「機器詳細と設定ビュー」の機器の詳細画像でポートが選択されていない場合、および選択されたポートが給電非対応の場合は、ポートの給電操作を行うことはできません。ポートの給電操作ダイアログでは、ポートごとの給電機能の設定を行うことができます。

なお、SWX2100-10PoE、SWX2100-5PoE、SWX2110P-8G、SWX2210Pシリーズ、SWX2221P-10NT、SWX2220P シリーズ、SWX2310P シリーズ、SWR2311P シリーズ、SWX2322Pシリーズの場合だけ設定できます。

6.5. リンクアグリケーションの設定を行う

「ツリービュー」でヤマハスイッチの「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の「リンクアグリケーションの設定」ボタンを押すと、リンクアグリケーションの設定ダイアログが表示されます。リンクアグリケーションに関する設定、および論理インターフェースの追加や VLAN などの設定を行うことができます。

6.6. なお、SWX222x シリーズ、SWX2210 シリーズ、SWX2210P シリーズの場合だけ設定できます。

  • リンクアグリゲーション ロードバランスルール

    ロードバランスルールの設定を行うことができます。

  • インターフェースの設定

    論理インターフェースごとに、以下の設定を行うことができます。

    • リンクアグリゲーション

      リンクアグリゲーションについて、以下の設定を行うことができます。

      • 論理インターフェース名

      • 参加ポート

      • インターフェースの動作

    • タグVLAN

      タグ VLAN について、以下の設定を行うことができます。

      • 動作モード

      • アクセス VLAN ID、または、ネイティブ VLAN ID

      • トランク VLAN ID

    • マルチプルVLAN

      マルチプル VLAN について、以下の設定を行うことができます。

      • 参加グループ

6.7. 無線 AP を設定する

「ツリービュー」でヤマハ無線 AP の「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の「GUIを開く」ボタンを押すと、ヤマハ無線 AP の Web GUI が別ウィンドウで表示されます。Web GUI からヤマハ無線 AP の設定を変更できます。

6.8. このスイッチを探す

「このスイッチを探す」機能は、LEDやブザーを使用し、製品の設定場所を分かりやすくお知らせする機能です。
「ツリービュー」でヤマハスイッチの「機器」アイコンを押し、「機器詳細と設定ビュー」の「このスイッチを探す」ボタンを押すと、ダイアログが表示されます。
なお、SWX222x シリーズの場合だけ利用できます。

  • ダイアログには、現在の稼働状態が表示されます。
    その右側には、開始/停止ボタンがあり、お知らせの開始/停止を行う事ができます。

  • お知らせ開始ダイアログ
    お知らせ方法、お知らせ期間を選択して、お知らせを開始することができます。
    お知らせ方法は、いずれか1つ以上を選択してください。

    • LED を点滅させる

    • ブザーを鳴らす

  • お知らせ停止ダイアログ
    どのようなお知らせ方法でも停止することができます。